2009年07月31日
7月(文月~!)のまとめ
※ よく使うフレーズ「そんなこんで(長野弁)。」は、大好きなブロガーである、アヤコさんからの借用です。
7月はどんなひと月だったかというと、嬉しい出会いがいくつもありました。
はじめまして、お久しぶりのいくつもの出会い、その縁に感謝、感謝!です。
仕事では、昨年度からの継続案件がすべてまとまり、一定の区切りとなりました。
また、ここ数年の現象である、ゲリラ豪雨の影響で、水防当番にも当たりました。
さいわい、管内で大きな被害もなく、そのことについてはよかったと思います。
でも、来月も気を緩めずに、やるべきことをやらなければいけないうちに、しっかりと。
我が家でここ数年、ずっと使ってきたエアコンと、もう8年近く乗ってきた自家用車が、急に使用不能に陥り、難儀もしました。
ただエアコンは、すぐに復旧しましたが、車は、今日の時点でまだ故障の原因が特定できないそうですので、8月を迎えても、まだ復旧の見込みが立ちません(泣)。
【映画】
「MILK」
観たところ 長野ロキシー
米国で初めて、自らゲイであることを明らかにして、選挙で選ばれた公職に就いた実在の人物、ハーヴェイ・ミルクを主人公にした作品。
少数の意見を、政治にどう反映させるかは、これまでさまざまな方法により試されてきましたが、これならばよいという方策は、まだ提示されていないように思います。
この映画の主人公、ハーヴェイ・ミルクの場合、自身もゲイであることを明らかにしながら、少数の人間が生きづらい、生きていけないような社会に対して、アクションを起こしました。
そして、マイノリティにありながら、公職に就任することとなりました。
最後は凶弾に倒れた、ハーヴェイ・ミルク自身を神格化することなく、それでいて、彼の主張や行動をねじ曲げることもなく描いた、この「MILK」は、ぜひみなさんに観ていただきたい作品です。
※ 第81回アカデミー賞では、脚本賞及び主演男優賞を受賞しています。
「スラムドッグ$ミリオネア」
観たところ 長野グランドシネマズ
この映画のキャッチコピーは、つぎのとおりです。
「運じゃなく、運命だった。」
「駆け抜けたその道に、夢とヒントが落ちていた。」
確かに、この2つのコピーが、大げさでなく、観る者のこころに、真に迫ってきます。
愛と運命を描いたこの作品は、ムンバイのスラム街を舞台にスタートし、一気にラストのキスシーンまでなだれ込みます。
第81回アカデミー賞では、作品賞を含む8部門を受賞した作品です。
エンドロールで、インド映画ならではの画面が次々に登場します。こちらもお見逃しなく。
「張り込み」
観たところ 長野松竹相生座
今年は、松本清張さんの生誕100年にあたります。
松本清張 生誕100年 公式サイト
そんな中、長野松竹相生座では、「相生座名画特集11 松本清張作品特集」と題して、「張込み」(1958)、 「天城越え」(1983)、 「ゼロの焦点」(1961)の3作品を上映するとのことで、まずはその第1作目。
相生座名画特集11 「松本清張 作品特集」
主演の高峰秀子さんが、現在の自分、家庭そして家族と、昔の恋人の間で揺れ動く女性を、好演していました。
また、この作品は1958年公開ということから、この映画の舞台となった東京や佐賀、さらに佐賀の温泉地の昭和30年代初頭の様子が、スクリーンに映し出され、その当時のひとびとのくらしなども、観ることができました。
そして、ふと思ったのが、この映画と、現代の上映作品とは「登場人物たちの汗のかきかた、そしてその汗を描きかた」が違うということでした。
「張り込み」では、主人公たちがとにかく暑さをしのぐための術がなかった、当時の様子そのままに、とにかくハンカチで何度も汗をぬぐっていました。
しかし、現代では、主人公たちも、熱く、そして暑く生きていたとしても、あまり発汗している様子を目にすることは少ないです。
そういえば、黒澤監督の作品に何度も主演している三船敏郎さんも、劇中ではとにかく、よく汗をかいていたように記憶しています。
そしてそのほとばしる汗が、三船さん演じる登場人物の熱さを、視覚的によく表していたようにも思えます。
「MW」
観たところ 長野グランドシネマズ
つい先日、この作品の主演である玉木宏さんが、同じく主演している「真夏のオリオン」を観てきたところですが、ぜひみなさまには、この「MW」と「真夏のオリオン」の両作品を観ていただきたいところです。
こちらのストーリーはわかりやすく(というか、謎解きではないので)、やや平板ですが、それでもアクションシーンも迫力十分ですし、何よりも玉木さんの特徴ある発声が、ヒーローでも悪役でも、その役にはまってしまうところがよいです。
なお、場内は、玉木ファンと思しき女性ばかりで、クラクラッとしましたことも付け加えておきます。
「天城越え」
観てきたところ 長野松竹相生座
田中裕子さん演じる「はな」の危うさと美しさが、とても印象に残りました。
おそらく、この役は、田中裕子さんだから演じられたのではなかったか、というくらいに思いました。
また、川端作品の「伊豆の踊子」とはちがった視点での、伊豆地方の山と川と森の風景も、この作品に命を与えていたように思います。
「ひぐらしのなく頃に誓」
観てきたところ 長野ロキシー
ぢつは、あてくし、前作「ひぐらしのなく頃に」も観てます。
しかし、前作ではラストを迎えたにもかかわらず、提示された謎は解明左されないまま、「次回作をお楽しみに(だったような)」という字幕は出るわで、もやもやしたまま、映画館を後にしております。
※ 参考 わたしのもやもや度評価
「鈍獣」 ★★★★★★★★★☆
「ひぐらしのなく頃に」 ★★★★★★★★★★
で、その次回作を観たのですが、やはり謎は残りました。
前回と今回で、時系列が入り組んでいることもあり、また前作の謎が解明されたコトもありましたが、相変わらず謎のまま残っていることもあり、さらにあらたな謎が生まれたりもしておりましてん。
ということで、
もやもや度には、
「ひぐらしのなく頃に誓」 ★★★★★★★★★★
と付け加えさせていただきました。
「THE CODE」
観てきたところ 千石劇場
林海象監督というと、あてくしは、学生時代を過ごした京阪神の中のどこかで(なんとなく、京都だった気がします。)、デビュー作「夢みるように眠りたい」を観ています。
今から20年以上も前のことです。
ただ、ごめんなさい。
今回の作品 「THE CODE」 ★★★★★★★★☆☆
「夢みるように眠りたい」 ★★★★★★★★★☆
とみました。
前作のほうが、よかったです。(★1個よりも、実際の差は大きいようにも思えます)
「ハゲタカ」
観てきたところ 長野グランドシネマズ
ぢつはあてくし、この映画の前作?にあたる、TV版「ハゲタカ」を、通観していませんので、登場人物の描きかた、ストーリー展開に、やや困惑しているところがありましてん。
例えば、主人公(企業買収家)の鷲津(大森南朋)が、企業買収の戦いの中で、なぜホワイトナイトに立ったのか、それは、単に相手方への対抗心ではないと思えるのです。
が、ならば、その本当の理由は、と言いましても、わかりません
もちろん、この疑問はきっと、TVシリーズからの流れを理解していれば、解消できることなんでしょうね。
ということで、ほかにも抱えている、この困惑(TV版未視聴によるもの)は、TV版をツタヤででも借りて解消するか、思い切って大人買いするかによって納得するしかないのでしょうね。
「ゼロの焦点」
観てきたところ 長野松竹相生座
主演の久我美子さん、現在同じように演じられるような女優さんは居ないのではないかというくらいに、画面で初々しさと気品がとても調和していました。
松本清張作品は、原作自体も謎解きに重きをおくのではなく、人間心理の明暗というか、機微を描いた作品が多いのですが、今回相生座名画特集で上映された3本は、さらに映像が活きていまして、特に日本の原風景をとらえた映像美が、素晴らしかったです。
【参加型イベント】
「チョウチョの会5周年記念 地域力創造大交流祭」に、参加しました。
チョウチョの会5周年記念 地域力創造大交流祭
※ チョウチョの会及び職員の自主研究グループについては、またあてくしなりのまとめ、さらに今後の自分自身の方向性を言及していこうと思っています。
N2C2講演会 「リトアニアからの留学生、ロベナさんを迎えて」
まちの縁側プロジェクトの打ち合わせ
まちの縁側プロジェクト
【呑み会】
こじんまりと呑もう会(第1回)
地元の自治体職員のごく内輪の呑み会
【旅行】
毎年恒例の「自分探しの旅 in 道南」
そんなこんで!(長野弁) 。
7月はどんなひと月だったかというと、嬉しい出会いがいくつもありました。
はじめまして、お久しぶりのいくつもの出会い、その縁に感謝、感謝!です。
仕事では、昨年度からの継続案件がすべてまとまり、一定の区切りとなりました。
また、ここ数年の現象である、ゲリラ豪雨の影響で、水防当番にも当たりました。
さいわい、管内で大きな被害もなく、そのことについてはよかったと思います。
でも、来月も気を緩めずに、やるべきことをやらなければいけないうちに、しっかりと。
我が家でここ数年、ずっと使ってきたエアコンと、もう8年近く乗ってきた自家用車が、急に使用不能に陥り、難儀もしました。
ただエアコンは、すぐに復旧しましたが、車は、今日の時点でまだ故障の原因が特定できないそうですので、8月を迎えても、まだ復旧の見込みが立ちません(泣)。
【映画】
「MILK」
観たところ 長野ロキシー
米国で初めて、自らゲイであることを明らかにして、選挙で選ばれた公職に就いた実在の人物、ハーヴェイ・ミルクを主人公にした作品。
少数の意見を、政治にどう反映させるかは、これまでさまざまな方法により試されてきましたが、これならばよいという方策は、まだ提示されていないように思います。
この映画の主人公、ハーヴェイ・ミルクの場合、自身もゲイであることを明らかにしながら、少数の人間が生きづらい、生きていけないような社会に対して、アクションを起こしました。
そして、マイノリティにありながら、公職に就任することとなりました。
最後は凶弾に倒れた、ハーヴェイ・ミルク自身を神格化することなく、それでいて、彼の主張や行動をねじ曲げることもなく描いた、この「MILK」は、ぜひみなさんに観ていただきたい作品です。
※ 第81回アカデミー賞では、脚本賞及び主演男優賞を受賞しています。
「スラムドッグ$ミリオネア」
観たところ 長野グランドシネマズ
この映画のキャッチコピーは、つぎのとおりです。
「運じゃなく、運命だった。」
「駆け抜けたその道に、夢とヒントが落ちていた。」
確かに、この2つのコピーが、大げさでなく、観る者のこころに、真に迫ってきます。
愛と運命を描いたこの作品は、ムンバイのスラム街を舞台にスタートし、一気にラストのキスシーンまでなだれ込みます。
第81回アカデミー賞では、作品賞を含む8部門を受賞した作品です。
エンドロールで、インド映画ならではの画面が次々に登場します。こちらもお見逃しなく。
「張り込み」
観たところ 長野松竹相生座
今年は、松本清張さんの生誕100年にあたります。
松本清張 生誕100年 公式サイト
そんな中、長野松竹相生座では、「相生座名画特集11 松本清張作品特集」と題して、「張込み」(1958)、 「天城越え」(1983)、 「ゼロの焦点」(1961)の3作品を上映するとのことで、まずはその第1作目。
相生座名画特集11 「松本清張 作品特集」
主演の高峰秀子さんが、現在の自分、家庭そして家族と、昔の恋人の間で揺れ動く女性を、好演していました。
また、この作品は1958年公開ということから、この映画の舞台となった東京や佐賀、さらに佐賀の温泉地の昭和30年代初頭の様子が、スクリーンに映し出され、その当時のひとびとのくらしなども、観ることができました。
そして、ふと思ったのが、この映画と、現代の上映作品とは「登場人物たちの汗のかきかた、そしてその汗を描きかた」が違うということでした。
「張り込み」では、主人公たちがとにかく暑さをしのぐための術がなかった、当時の様子そのままに、とにかくハンカチで何度も汗をぬぐっていました。
しかし、現代では、主人公たちも、熱く、そして暑く生きていたとしても、あまり発汗している様子を目にすることは少ないです。
そういえば、黒澤監督の作品に何度も主演している三船敏郎さんも、劇中ではとにかく、よく汗をかいていたように記憶しています。
そしてそのほとばしる汗が、三船さん演じる登場人物の熱さを、視覚的によく表していたようにも思えます。
「MW」
観たところ 長野グランドシネマズ
つい先日、この作品の主演である玉木宏さんが、同じく主演している「真夏のオリオン」を観てきたところですが、ぜひみなさまには、この「MW」と「真夏のオリオン」の両作品を観ていただきたいところです。
こちらのストーリーはわかりやすく(というか、謎解きではないので)、やや平板ですが、それでもアクションシーンも迫力十分ですし、何よりも玉木さんの特徴ある発声が、ヒーローでも悪役でも、その役にはまってしまうところがよいです。
なお、場内は、玉木ファンと思しき女性ばかりで、クラクラッとしましたことも付け加えておきます。
「天城越え」
観てきたところ 長野松竹相生座
田中裕子さん演じる「はな」の危うさと美しさが、とても印象に残りました。
おそらく、この役は、田中裕子さんだから演じられたのではなかったか、というくらいに思いました。
また、川端作品の「伊豆の踊子」とはちがった視点での、伊豆地方の山と川と森の風景も、この作品に命を与えていたように思います。
「ひぐらしのなく頃に誓」
観てきたところ 長野ロキシー
ぢつは、あてくし、前作「ひぐらしのなく頃に」も観てます。
しかし、前作ではラストを迎えたにもかかわらず、提示された謎は解明左されないまま、「次回作をお楽しみに(だったような)」という字幕は出るわで、もやもやしたまま、映画館を後にしております。
※ 参考 わたしのもやもや度評価
「鈍獣」 ★★★★★★★★★☆
「ひぐらしのなく頃に」 ★★★★★★★★★★
で、その次回作を観たのですが、やはり謎は残りました。
前回と今回で、時系列が入り組んでいることもあり、また前作の謎が解明されたコトもありましたが、相変わらず謎のまま残っていることもあり、さらにあらたな謎が生まれたりもしておりましてん。
ということで、
もやもや度には、
「ひぐらしのなく頃に誓」 ★★★★★★★★★★
と付け加えさせていただきました。
「THE CODE」
観てきたところ 千石劇場
林海象監督というと、あてくしは、学生時代を過ごした京阪神の中のどこかで(なんとなく、京都だった気がします。)、デビュー作「夢みるように眠りたい」を観ています。
今から20年以上も前のことです。
ただ、ごめんなさい。
今回の作品 「THE CODE」 ★★★★★★★★☆☆
「夢みるように眠りたい」 ★★★★★★★★★☆
とみました。
前作のほうが、よかったです。(★1個よりも、実際の差は大きいようにも思えます)
「ハゲタカ」
観てきたところ 長野グランドシネマズ
ぢつはあてくし、この映画の前作?にあたる、TV版「ハゲタカ」を、通観していませんので、登場人物の描きかた、ストーリー展開に、やや困惑しているところがありましてん。
例えば、主人公(企業買収家)の鷲津(大森南朋)が、企業買収の戦いの中で、なぜホワイトナイトに立ったのか、それは、単に相手方への対抗心ではないと思えるのです。
が、ならば、その本当の理由は、と言いましても、わかりません
もちろん、この疑問はきっと、TVシリーズからの流れを理解していれば、解消できることなんでしょうね。
ということで、ほかにも抱えている、この困惑(TV版未視聴によるもの)は、TV版をツタヤででも借りて解消するか、思い切って大人買いするかによって納得するしかないのでしょうね。
「ゼロの焦点」
観てきたところ 長野松竹相生座
主演の久我美子さん、現在同じように演じられるような女優さんは居ないのではないかというくらいに、画面で初々しさと気品がとても調和していました。
松本清張作品は、原作自体も謎解きに重きをおくのではなく、人間心理の明暗というか、機微を描いた作品が多いのですが、今回相生座名画特集で上映された3本は、さらに映像が活きていまして、特に日本の原風景をとらえた映像美が、素晴らしかったです。
【参加型イベント】
「チョウチョの会5周年記念 地域力創造大交流祭」に、参加しました。
チョウチョの会5周年記念 地域力創造大交流祭
※ チョウチョの会及び職員の自主研究グループについては、またあてくしなりのまとめ、さらに今後の自分自身の方向性を言及していこうと思っています。
N2C2講演会 「リトアニアからの留学生、ロベナさんを迎えて」
まちの縁側プロジェクトの打ち合わせ
まちの縁側プロジェクト
【呑み会】
こじんまりと呑もう会(第1回)
地元の自治体職員のごく内輪の呑み会
【旅行】
毎年恒例の「自分探しの旅 in 道南」
そんなこんで!(長野弁) 。