2009年07月06日
昭和30年代比較論で、大暴れ
昭和30年の昭和30年と、平成21年の昭和30年は、違う。
明らかに、違います。
ちょうど昨日、日曜日に、長野ロキシーで、松本清張作品「張り込み」を観てきました。
相生座名画特集11 「松本清張 作品特集」
1958年公開の作品とのことで、この映画の舞台となった、昭和30年代初頭の東京や佐賀、さらに佐賀の温泉地がスクリーンに映し出され、その当時のひとびとのくらしの様子なども、観ることができました。
そして、同じ日の夜、TVドラマ「官僚たちの夏」を観ました。
こちらも、舞台は昭和30年代初めの東京が舞台。
同じ時代を描いていながら、しかし、まったく違います。
その違いは、もちろん、モノクロとカラーというものではなく・・・・・・・。
頭の中で、二つの作品を重ねてみると、わかったのは「登場人物たちの汗のかきかた、そしてその汗の描きかた」が違うのでした。
「張り込み」では、主人公たちがとにかく暑さをしのぐための術がなかった、当時の様子そのままに、とにかくハンカチで何度も汗をぬぐっていました。
しかし、「官僚たちの夏」では主人公たちも、熱く、そして暑く生きているにもかかわらず、まるで発汗していません。
そういえば、黒澤監督の作品に何度も主演している三船敏郎さんは、劇中とにかく、よく汗をかいていたように記憶しています。
そしてそのほとばしる汗が、三船さんの役柄の熱さを、視覚的によく表していたようにも思えます。
極私的な「汗」論でした。
ここのところ、暑くて、暑くて、よ~く汗をかいてます。
明らかに、違います。
ちょうど昨日、日曜日に、長野ロキシーで、松本清張作品「張り込み」を観てきました。
相生座名画特集11 「松本清張 作品特集」
1958年公開の作品とのことで、この映画の舞台となった、昭和30年代初頭の東京や佐賀、さらに佐賀の温泉地がスクリーンに映し出され、その当時のひとびとのくらしの様子なども、観ることができました。
そして、同じ日の夜、TVドラマ「官僚たちの夏」を観ました。
こちらも、舞台は昭和30年代初めの東京が舞台。
同じ時代を描いていながら、しかし、まったく違います。
その違いは、もちろん、モノクロとカラーというものではなく・・・・・・・。
頭の中で、二つの作品を重ねてみると、わかったのは「登場人物たちの汗のかきかた、そしてその汗の描きかた」が違うのでした。
「張り込み」では、主人公たちがとにかく暑さをしのぐための術がなかった、当時の様子そのままに、とにかくハンカチで何度も汗をぬぐっていました。
しかし、「官僚たちの夏」では主人公たちも、熱く、そして暑く生きているにもかかわらず、まるで発汗していません。
そういえば、黒澤監督の作品に何度も主演している三船敏郎さんは、劇中とにかく、よく汗をかいていたように記憶しています。
そしてそのほとばしる汗が、三船さんの役柄の熱さを、視覚的によく表していたようにも思えます。
極私的な「汗」論でした。
ここのところ、暑くて、暑くて、よ~く汗をかいてます。
Posted by 小毬藻 at 09:09│Comments(0)
│映画
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